直帰とは
直帰とは、対象となるホームページに入ってきて(ランディングといいます)、1ページしか閲覧せず出ていってしまうことです。
(ユーザーが閲覧を始めたページから他のページに移動することなくサイトを離脱したセッション)
その数のことを直帰数、その割合のことを直帰率といいます。
図で表すとこのような感じになります。
Googleアナリティクスのユーザーサマリー指標
上記サイトの場合、直帰率が45.13%のため、だいたい100回訪問(100セッション)されると45回は直帰される(すぐに出ていってしまう)ということです。直帰についての問題点を具体的にするにはページごとに見るようにしましょう。
Googleアナリティクスでは
[行動]メニューの[サイトコンテンツ]➡︎[ランディングページ]を見ましょう。
直帰を改善する優先度はどうするといいか
「ランディングページレポートを見て、直帰率の高いページを把握」し、直帰率の高いページから改善をすれば良いのでしょうか?
直帰率が高いからといって必ずしも直帰数が多いわけでもなく、また成果(コンバージョンと言います)がより多くあがるようになるのかというと、そうでない場合もあります。
直帰を改善する優先度は以下を考慮するようにしましょう。
- 直帰率の高いページを把握する
- 直帰数の多いページを把握する
- コンバージョンに影響するランディングページを把握する
- 流入ごとに見てみる(Organic、広告、referralなど)
- デバイスごとに見てみる(パソコン、スマホなど)
上記の5つから、直帰に対する課題点を見つけ、特に
3.コンバージョンに影響するランディングページを把握することは重要です。GoogleアナリティクスのレポートはABC分析(Aquisition,Behavior,Conversion)となっており、コンバージョンにつながっているランディングページを把握するようにしましょう。
1.直帰率の高いページを把握する、2.直帰数の多いページを把握するについては加重直帰率を利用しましょう。
加重直帰率とは
加重直帰率とは、直帰率を加重並べ替えをすることによって確認することができます。
加重並べ替えは、数値順ではなく、重要性に基づいてパーセント値のデータを並べ替える機能です。
たとえば、1回のセッションの直帰率が100%であるという情報は有用ではありませんが、1,000回のセッションの直帰率が70%であるという情報は有用です。加重並べ替えを行うと、こうした有用な指標はリストの上位に表示されるため、特に大量の情報を扱う場合に便利です。
直帰率が高くなる要因と改善策
1ページしかないコンテンツ(ランディング専用のページなど)を除き、複数ページを見てもらいたい場合どうすればよいでしょうか?
直帰率が高いページは他ページへいくことなく外部サイトへ出ていってしまっている状況です。なぜ直帰してしまうのでしょうか?
それは以下のような要因が考えられます。
直帰する要因
- ユーザーが欲しい情報が「パッ」とみて無い
- 閲覧開始ページ(ランディングページ)がわかりづらい
- ページの読み込み速度が遅い
- スマホで見ているのに、パソコンレイアウトのため文字が小さくて読めない
直帰の改善策
- 閲覧開始ページ(ランディングページ)のデザインを見直す
- ユーザーが検索した検索語句や、掲載している広告、または購入したキーワードとの関連性が高まるように閲覧開始ページを最適化する
- ページの内容をよりよく反映するように広告やキーワードを変更します
- デバイス(パソコンやスマホ)ごとにレイアウトを変える
- ヒット数、画像容量、プログラミング内容を見直し、表示速度を上げる
例えば、表示速度を確認し改善するには
PageSpeed Insightsはオススメです。
サイトの表示速度とその改善策をアドバイスしてくれるGoogleさんのツールです。