セッションとは何か
セッションとは、Googleアナリティクスで設定をした特定の期間に、対象となるウェブサイトで発生した一連の操作のことです。
Googleアナリティクスのユーザーサマリー指標
あるユーザーがページを見はじめてから(アプリの場合はアプリを起動しはじめてから)、さまざまなページを回遊(閲覧)し、外部サイトへいくまで(離脱するまで)の行動を表す単位を
セッションといいます。
ある書籍にはセッション数=訪問数と書いている場合もありますし、Googleアナリティクス以外のツールではビジット(Visit)と呼ぶこともあります。
Googleアナリティクスでも以前は訪問数という表現を使用していましたがセッション数に変更されました。
その背景としては、ウェブサイトだけでなく、アプリも計測できるようになり、アプリの場合、アプリを開く(起動する)と1訪問と表現するとわかりづらいため、いまはセッションと表現するようになっています。
セッションが切れる定義
Googleアナリティクスでは、セッションが切れたということを何で判断しているのでしょうか。
2011年8月11日まではブラウザを閉じるとセッションが切れていました。
2011年8月11日以降は、セッションが切れる定義が変更されました。
- 日付が変わった時
- 30分以上何もしなかったとき
- 参照元の値が変わった時
1.日付が変わった時
例えば、2016年9月17日23時59分に訪問し、2016年9月18日0時3分まで閲覧した場合、2セッションとカウントされます。
2.30分以上何もしなかったとき
あるページを表示させ、何もせずに30分いるとセッションが切れます。
何もしないとは、「他のページへ遷移しない」や「イベントが起こらない」などのことを指します。
※イベントについての解説は割愛いたします。
3.参照元の値が変わった時
シンプルに言うと、最初はブログなどからリンクをクリックしてサイトに訪問し、戻るボタンを押したあと、再度Google検索、Yahoo!検索で同一サイトへ訪問した場合、参照元が異なるため、このような場合は2セッションとなります。
【参考】Googleアナリティクスヘルプ:参照元/メディアについて
少し難しい表現を使用すると、「utm_source、utm_medium、utm_term、utm_content、utm_id、utm_campaign、gclid」の値が変更された場合、別セッションとしてカウントされます。
※GAIQを学習されている方はこれらUTMパラメータは覚えておきましょう。
【参考】Googleアナリティクスヘルプ:URL生成ツール
セッションという指標は、Googleアナリティクスをあつかう上で重要な用語であり、基本でもあります。ぜひ、覚えておきましょう。
セッションとは、Googleアナリティクスで設定をした特定の期間に、対象となるウェブサイトで発生した一連の操作のことです。