ビュー設定とは
Googleアナリティクス設定のビュー設定(以前はビューのことをプロファイルと言っていましたが名前が変更されました)では
デフォルトページの設定、
URLクエリパラメータ除外設定、
サイト内検索の設定などができます。
そもそもビューって何?!
ビューとはレポート単位のようなものです。Googleアナリティクスヘルプでは以下のように説明があります。
“ビューとは、プロパティで収集されたトラッキングの生データを、レポートに表示する前の段階でカスタマイズする役割を果たす機能です。ビューを作成する と、特定の条件のデータを取り出すことができるため、必要なデータのみをレポートに表示できます。ビューは 1 つのプロパティに複数作成できます。たとえば、サイト内で移動しているトラフィックをすべて除外するビューや、特定のディレクトリやサブドメインで発生し たアクティビティのみを含むビューなどを作成できます。”
URL:Googleアナリティクスヘルプのビュー概要はこちら
例えば、特定のディレクトリ(例えばキャンペーンディレクトリなど)だけ見れるビューと全部が見れるビューといったように目的にあわせて作成することができます。
ビュー設定でできること
※画像をクリックすると別ウィンドウが開き、拡大されます。
①ビュー名
1つのプロパティには複数のビューを設定することができますのでわかりやすいビュー名を設定するようにしましょう。
②ウェブサイトのURL
ウェブサイトのドメインを入力しましょう。この情報はページ解析のレポートなどでも使用される情報です。
③
タイムゾーンの国または地域
タイムゾーンを設定するとその選択した地域の時間によって1日の始まりと終わりの時間が決まります。例えば、[米国太平洋時間]を選択すると、1日の始まりと終わりの時間は太平洋時間で処理されるようになります。また、この設定をしたタイミングから処理されるため、タイムゾーンの変更以降に収集されるデータのみに反映され、それ以前のデータには適応されません。
④デフォルトページの設定
通常index.htmlやindex.phpなどトップページにアクセスされた際、ファイル名を入力されなくてもアクセスすることが出来るようになっています。具体的に弊社サイトの場合、www.gaiq.jpとwww.gaiq.jp/index.phpは同じ内容が表示されますので
デフォルトページとしてindex.phpを設定します。
この設定をしなくてはコンテンツレポートに表示されるページデータの集計方法が異なるため、index.phpと/(ルート)は別ページとして判断されます。
⑤URLクエリパラメータを除外
この設定については
以前の投稿(GAIQの模擬問題2)に解説がありますので、こちらをご覧ください。
⑥通貨の表示
日本のサイトなら日本円に設定しましょう。デフォルトでは米ドルになっています。
⑦eコマースの設定
eコマースサイトの場合、「はい、eコマースサイトです」に設定するとeコマースレポートが有効になります。ただし、eコマースの設定にはこれ以外にもさまざまな設定が必要となりますが、ここでは説明を割愛します。
⑧AdWordsのインポート/エクスポート設定
データをインポートするAdWordsアカウントの指定をします。この設定はアナリティクスアカウントに少なくとも1つのAdWordsアカウントをリンクしている場合のみ表示されます。AdWordsアカウントとのリンクは「アカウント→AdWordsとのリンク設定」から行いましょう。
⑨サイト内検索の設定
サイト内検索を利用しているサイトは
サイト内検索レポートを有効にするにしましょう。有効にするとクエリパラメータを設定するような画面が表示されますので、サイト内検索システムのクエリパラメータ文字、単語、記号(例えばqやsearchなど)を入力しましょう。
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例えば、Google検索をした場合(下図では「アイクラウド」という言葉を検索)、アドレス部分を見ると
?q=アイクラウドとなっているのがわかりますね。Google検索ではクエリパラメータは「q」であるこを意味しています。検索のシステムによってクエリパラメータが異なりますので、自社サイトのサイト内検索システムを確認するようにしましょう。
ビュー設定を正確に設定することによって、正しいレポートを見れるようになります♬
GAIQ試験ではアナリティクス設定関連もでてきますので覚えておきましょう。
Googleアナリティクス設定に関するトレーニング
はじめに知っておくべき導入知識:Googleアナリティクス導入トレーニング