- コンバージョン
- アトリビューション
モデル比較ツール
モデル比較ツールレポートの画面
メニュー:[コンバージョン]→[アトリビューション]→モデル比較ツール
プライマリディメンション:MCFチャネルグループ、デフォルトチャネルグループ、参照元/メディアなど
用途:間接効果(アトリビューション)を分析することができるレポートで、「終点」「起点」「線形」などを選択・比較することによって、流入してくるチャネルがどこで貢献しているかを把握しましょう。
アトリビューションとは
コンバージョンメニューのマルチチャネルやアトリビューションレポート以外は終点コンバージョン(最終的に利用したチャネルを成果として考える)がレポートされます。終点で利用したチャネルだけでなく、最初に利用したチャネルや中間で利用しているチャネル(これらを間接効果といいます)を知ることは重要です。
アトリビューションのモデル比較ツールは、間接的に貢献しているチャネルを分析することができます。
モデル比較ツールの種類
例をもとにモデル比較ツールの種類を解説します。 終点モデル最後の接点に貢献度100%が割り当てられます。例の場合、ノーリファラーが貢献度100%となります。
起点モデル最初の接点に貢献度100%が割り当てられます。例の場合、広告の貢献度100%となります。
線形モデル各接点(この例では広告、検索エンジン、参照サイト(リファラー)、ノーリファラー)に貢献度の25%が等しく割り振られます。
減衰モデル購入やコンバージョンに時間(期間)的に最も近い接点に貢献度の大部分が割り振られます。1週間以上空いている場合はほとんど貢献度が割り当てられません。
接点ベースモデル終点と起点のハイブリッドモデルで、起点か終点以外にも貢献度を配分することができます。初期設定では起点と終点に40%ずつ割り振り途中の接点に20%を割り振ります。
最後の間接クリックモデル顧客が購入やコンバージョンに至る前、最後に経由(クリック)したチャネルに、コンバージョンの価値がすべて起因するものと見なします(ノーリファラーは無視されます)
AdWords広告のラストクリックモデル顧客が購入やコンバージョンに至る前、最後にクリックしたAdWords広告に、コンバージョンの価値がすべて起因するものと見なします。
レポートの見方
終点モデルと起点モデルを使用し、レポートを見てみましょう。
下図のピンク色枠部分ではプルダウンから、「コンバージョンとCPA」「コンバージョン値とROAS」「コンバージョン数と値」のいずれかを選択することができます。
有料検索(検索連動型広告)の広告費は128,323円で、有料検索を最後に使用しコンバージョンした件数は59件、その時のCPAは2,175円(※CPAの解説は後述)。起点で見ると有料検索を最初に使用し、いずれかでコンバージョンした件数は67件、その時のCPAは1,915円。終点と起点を比較すると、有料検索は起点のほうがささっていることがコンバージョンの変化率からわかります。
また、CPAは顧客獲得単価(Cost Per Acquisition)といい、1件のコンバージョンにかかった費用を意味します。
例)CPA = 128,323円 ÷ 59件 = 2175円(上記、終点モデルの場合のCPA)